2019年12月24日(火)放送 この差って何ですか?で話題になった「体を温める飲み物と温めない飲み物の差」について取り上げます。
しょうが湯、ココア、甘酒、緑茶、紅茶、コーヒー。この6種類のホットドリンクの中で、一番長く体が温まるドリンクについて、検証します。
どのホットドリンクを飲んでも体は温まるのですが、この中で一番長く体が温まるのは、ダントツで2つ!
一つはじっくり長く、もう一つは一回体温が下がるけどそこからまさかの体温再上昇!
この6種類のホットドリンクの中で、体を温める効果がより長続するホットドリンクはどれだったのでしょうか?
検証結果、その理由について、ランキング形式でまとめたいと思います!
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【検証内容】
被験者は「冷え性に悩んでいる」20代から40代の女性6人です。まず、室温20℃の部屋で、60℃に温めた1つ目の「ホットドリンク」を全員に200ccずつ飲んでもらい体温の変化を、サーモグラフィで測定しました。
「ホットドリンク」を飲む前の女性6人の平均体温は36.2℃。そしてその後、再び体温が36.2℃に下がったら、体が冷えてしまったという事で、計測は終了です。この計測方法で、6種類全ての「ホットドリンク」で検証を行いそれぞれ、どのくらいの時間、体が温まっていたのかを比較します!
4分が経過したところで、生姜・甘酒・紅茶・コーヒー・緑茶・ココアの順でスタートしました。体を温める効果がより長続するホットドリンクはどれだったのでしょうか!?
ホットドリンク-1「H-1グランプリ」6位から順に参ります!
【6位】 コーヒー
検証スタートして9分で体が冷えてしまいました。コーヒーに含まれているカフェインは、体温を下げる効果があり、長い間体を温めることができず、最初に脱落してしまったと考えられます(石原新菜先生談)。
【5位】 緑茶
検証スタートして14分で体が冷えてしまいました。こちらもカフェインが含まれているためと考えられます。
【4位】 甘酒
検証スタートして27分で体が冷えてしまいました。
甘酒は他のホットドリンクよりも糖質が豊富に含まれています。糖質を摂取すると体内で熱を発生させる効果があります。さらに甘酒はコーヒーや緑茶と違い、とろみがあることで胃にとどまる時間が長くなり体温の上昇を持続させたと考えられます(石原新菜先生談)。
【3位】しょうが湯 体を温める成分「ショウガオール」
検証スタートして47分で体温が元に戻りました。
しょうが湯の体を温める成分「ショウガオール」は、体の中から熱を作り出してくれる効果があります(発汗作用)。
今回の検証では、この「ショウガオール」が急激に体温を高め、汗が出てしまい、紅茶やココアより体温の上昇が持続できなかったと考えられます(石原新菜先生談)。
【2位】 紅茶 体を温める成分「テアフラビン」
検証スタートして52分で体温が元に戻りました。
紅茶の体を温める成分「テアフラビン」は、血の巡りを良くする効果があるので、体全体だけでなく末端まで体温を高めることがわかっています。
【1位】 ココア 体を温める成分「カカオポリフェノール」
検証スタートして59分で体温が元に戻りました。
ココアの体を温める成分「カカオポリフェノール」は、血行を促進してくれる効果があるので、体が温まると言われています。
【検証結果】
体を温める効果が長時間続くホットドリンクは「ココア」でした!
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まとめ
しょうがの発汗作用がまさかの結果となってしまいましたが、ショウガオールの「急激な体温上昇効果」+ココアの「体温持続効果」のいいとこどりで、冷え対策できるのでは?と思ったら、便利な商品がありましたので、ご参考になさってください!