2022年11月10日 NHK「あしたが変わるトリセツショー」で放送された、「”洗顔のトリセツ”増補・改訂版!」をご紹介します。
9月の「洗顔のトリセツ」では、時間がたって酸化ししまった「過酸化脂質」を洗浄し、ニキビなどの肌荒れや乾燥を防ぐ「正しい洗顔法」が放送されました。その3つのポイントとして、
という点が重要でした。今回はそこに視聴者さんからの要望が多かった「簡単にきめ細かい泡を作る方法」「正しい保湿法」を追加した「増補・改訂版トリセツ」です。ぜひ参考にしてみてください!
朝こそ洗顔料で洗う!
ふだん肌の表面を守ってくれている「皮脂」は、時間がたつと酸化してしまいます。皮脂が酸化すると、肌の細胞も酸化し、そのダメージが、ニキビや炎症、シミやシワを引き起こす原因にも。
皮脂が酸化するまでの時間は早ければ6~12時間なので、朝こそ洗顔料で洗顔をすることが重要です。
“バキューム泡”で洗う!
きめ細かい泡を使うと、汚れをばっちり落とし、うるおいを保つ効果が期待できます。
洗顔料メーカーの研究員の皆さんは、洗顔料の試験を行うため、一日に何度も繰り返し洗顔することもあります。その洗顔の様子を見てみると、非常にきめ細かく泡立てていました。きめ細かく泡立てた『バキューム泡』は、触れただけで油汚れを吸収し、洗浄してくれます。
また、泡がモコモコなので直接肌に触れることなく洗えるので、ゴシゴシ洗いで肌を傷つけることがなくなり、その結果、肌の水分量を保ちやすくなります。
“ぬるま水”ですすぐ!
洗顔にオススメの温度の目安は、体温よりも低い32~34℃です。
温度が高すぎると、肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまうため、肌の乾燥につながります。また、温度が低すぎると、皮膚の温度が下がり、細胞同士の結合がゆるみ乾燥につながるという研究があるので、いわばぬるま水がオススメです。
超簡単「きめ細かい泡を作る方法」
バキューム泡 泡立てのポイント
①手をああって汚れを落とす。
②受ける方の手を少しくぼませ、適量の洗顔料をとる。
③ゴシゴシこすり、ある程度泡を立てる。
④円を描くように動かし、周りの空気を巻き込むように泡立てる。
⑤1分30秒~2分程度でフワフワの泡のできあがり!
泡立てネットを使った泡立てのポイント
①ネットを水に浸し、くぼませた手のひらにのせ、洗顔料をつける。
②両手を少し離して空間をつくり、ネットをこすり合わせる。
③30秒ほどでフワフワの泡の出来上がり!
泡立てポンプを使った泡立てのポイント
①適量の洗顔料と、決められた量の水を容器に入れる。
②フタを押さえながらポンプを上下に動かす。
③30秒ほどでフワフワの泡のできあがり!
「正しい保湿法」実践ポイントまとめ
【手順】
- 顔をぬるま水でぬらし、汚れを浮かす。
- 泡は、額(ひたい)~頬(ほほ)~鼻筋(はなすじ)の順でのせ、手が肌に触れないように洗う。
- すすぐシアはぬるま水(目安32~34℃)を使う。
- 泡が残りやすいフェイスラインは、クロスオーバーリンス。
- タオルなどで顔をおさえるように水を拭き取る。
洗顔後に欠かせない「保湿大辞典」
洗顔後の保湿「意外な落とし穴①」
化粧水を「パンパンたたいて塗る」やり方は、肌を傷めてしまう可能性があります。
②頬~額の順で中央から外側に向けて優しく塗る。鼻筋から小鼻も忘れずに。
洗顔後の保湿「意外な落とし穴②」
目の周りに化粧水を塗るときにぎゅっと目をつぶってしまうと、濡れていない部分が残る可能性があります。
②うわまぶたを塗る際は、化粧水が目に入らないようにご注意ください。
③最後に手を肌に密着させるハンドプレスで化粧水を定着させる。
【注意】目に入るのが気になる方は、軽く目を閉じ、優しく塗り広げてください。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ぜひ参考にしてみてくださいね!
[放 送] NHK総合 毎週 木曜 午後7時57分
【司会】石原さとみ
【声】濱田マリ,峯田茉優
【語り】石丸謙二郎
【ゲスト】こがけん,池田美優
[番組内容] MC石原さとみがお届けする新・生活科学情報エンターテインメント番組!
食・健康・生活、あらゆるテーマを、最新科学と大実験・大調査をもとに解き明かし、真のお役立ち情報満載の「トリセツ」にしてご紹介!