2023年9月22日（初回放送）NHK「きょうの料理」で放送された、中東久人さんの「里芋とたこの煮物」の作り方をご紹介します。

京都で暮らす本上まなみさんが、季節の移ろいを一皿に込める工夫と技を京料理人に学ぶ「本上まなみの京暮らしごはん」。今回は「秋を呼ぶ食卓」をテーマに、「美山荘」4代目当主・中東久人さんから、夏の終わりと秋の訪れを感じるこの時季ならではの楽しみ方を教わります。

夏から出回る食材を、初秋らしく楽しむ「秋なすとひき肉の炊いたん」「みょうがときゅうりの青じそ漬け」、さらに旬の里芋をたこと一緒に炊いた一品など、食卓に少しずつ秋を呼びこむアイデアを一挙公開！材料や作り方をまとめたレシピをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

里芋とたこの煮物の作り方

旬の里芋にたこのだしをしみ込ませた、出会いの一品。里芋の皮は薄くこそげとると、素材の味がしっかり感じられます。好みで、仕上げに粉ざんしょうをふっても。

［A］

里芋は皮を包丁でこそげて、水で洗い流し、大きければ食べやすい大きさに切る。
里芋に包丁を垂直に当てて小刻みに動かすと、皮が薄くむけてに崩れしにくい。
ゆでだこは麺棒などでたたいて柔らかくし、8等分に切る。
鍋に里芋、だしを入れて中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして落としぶたをし、八分どおり火が通るまで約15分間煮る。
混ぜ合わせた［A］を加え、ゆでだこも加えて再びお年ぶたをして煮汁が少なくなるまで25～30分間煮る。時間があれば一晩おくとさらにおいしくなる。
味が入りやすいよう、里芋に火が通ってから調味料を加える。